「うちみたいな普通の家が、空き巣に入られるはずがない」——多くの方がそう思っています。けれど、被害に遭われた方の多くも、入られる前は同じように考えていました。

大切なのは、不安になることではなく、正しい数字を知ることです。どんな家が、いつ、どんな手口でねらわれているのか。それがわかれば、やみくもに怖がる必要はなくなり、本当に効く対策だけに力を注げます

この記事では、警察庁が公表した令和6年(2024年)の最新データをもとに、空き巣の「手口」「時間帯」「侵入口」を冷静に読み解きます。そのうえで、今日から自分でできる対策と、「セコムのホームセキュリティ」という備えを、50代以上の方にもわかりやすくお伝えします。

この記事の数字は、警察庁「令和6年の刑法犯に関する統計資料」など公的統計と、それを解説したセコム・ALSOKの公表情報をもとにしています。不安をあおるためではなく、後悔のない備えを選ぶための記事です。

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令和6年、空き巣はどれくらい起きているのか

まず、全体像から見てみましょう。令和7年(2025年)の侵入窃盗の認知件数は47,233件で、前年比9.8%増と再び増加に転じました(出典:警察庁「令和7年の犯罪情勢」)。住宅の内訳をくわしく見られる最新の確定値は令和6年(2024年)で、住宅をねらった侵入は16,962件、侵入窃盗全体の約4割を占めます(住宅内訳の令和7年版は2026年8月頃公表予定。出典:警察庁「令和6年の刑法犯に関する統計資料」)。

これは、1日あたり約46件、住宅が侵入を受けている(令和6年)計算です。決して「他人ごと」と言い切れる数字ではありません。

📊 住宅侵入の手口別件数(令和6年・警察庁)

  • 空き巣 11,048件……留守中をねらう手口。住宅侵入のなかで最多です
  • 忍込み(しのびこみ) 4,122件……夜間、就寝中などをねらう手口
  • 居空き(いあき) 830件……在宅・活動中の隙をねらう手口

出典:警察庁「令和6年の刑法犯に関する統計資料」(図表1-2-4-2ほか)

侵入窃盗の件数そのものは、2002年(平成14年)の約33.8万件をピークに長期的には減ってきました。とはいえ、令和7年は前年比9.8%増と再び増加に転じており、「減り続けているから安心」とは言い切れない状況です(出典:警察庁「令和7年の犯罪情勢」ALSOKによる解説)。

住宅をねらわれる全体像は 今、自宅が狙われている(総合) でも詳しく見ています。在宅中の侵入については後ほど触れます。

手口で見る——侵入の半分近くは「鍵のかけ忘れ」

ここからが本題です。泥棒は、どうやって家の中に入るのでしょうか。データを見ると、意外な事実が浮かび上がります。

住宅をねらった侵入(空き巣・忍込み・居空きの合計)で最も多い手段は、「無締り」、つまり鍵のかけ忘れで約47%。次いでガラス破りが約32%、施錠開け(ピッキング・サムターン回し・合かぎなど)が約8%です(出典:警察庁 令和6年・図表2-2-1-4)。

住宅侵入の手段——半分近くが「鍵のかけ忘れ」

住宅侵入の手段の内訳は、無締り(鍵のかけ忘れ)約47%、ガラス破り約32%、施錠開け約8%、その他約13%。最も多いのは鍵のかけ忘れ。

出典:警察庁「令和6年の刑法犯に関する統計資料」(図表2-2-1-4・住宅対象の空き巣・忍込み・居空きの侵入手段合計)

「特殊な道具を使った、手の込んだ手口」を想像していた方も多いかもしれません。けれど現実は、無施錠の窓やドアから、ただ入ってくるケースが半分近くを占めるのです。

空き巣だけにしぼると、無締りが約39%(4,286件)、ガラス破りが約35%(3,891件)と、この二つでほとんどを占めます(出典:警察庁 令和6年・図表2-2-1-4)。裏を返せば、「確実な戸締まり」と「窓ガラスの備え」の二つを押さえるだけで、多くの侵入を防ぎやすくなる、ということです。

⚠ 「ちょっとそこまで」が一番危ない

ゴミ出しや庭仕事、近所への買い物——「すぐ戻るから」と無施錠にした数分が、空き巣にとっては絶好の機会になります。短時間の外出でも、必ず施錠する習慣が、最初の、そして最も効果的な対策のひとつです。

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侵入口と時間帯——戸建の窓と、昼の10時〜14時

次に、「どこから」「いつ」入られるのかを見ていきます。ここでも、戸建にお住まいの方には見過ごせない傾向があります。

侵入口は「窓」が過半数

住宅被害のうち、一戸建住宅が約7割を占めます。その戸建の空き巣(7,588件)で侵入口を見ると、窓が4,347件と過半数(約57%)。そのうちガラス破りが2,871件にのぼります(出典:警察庁 令和6年・図表2-2-1-5)。

玄関だけをしっかり守っても、庭や裏手に面した「人目につきにくい窓」が手薄では意味がありません。とくに掃き出し窓やトイレ・浴室の小窓は、見落とされがちなねらい目とされています。

空き巣がねらうのは、意外にも「昼間」

発生時間帯を見ると、空き巣は午前10時〜午後2時ごろに多い傾向があります。多くの家庭が留守になり、ご近所も外出している時間だからです。一方、忍込みは夜間〜早朝、居空きは日中に多い傾向とされています(出典:警察庁統計/ALSOKによる解説)。

ただし、これは発生時刻が判明した分の傾向です。統計上は「時間不明」も多く含まれるため、「夜さえ気をつければよい」という話ではない点にご注意ください。昼間こそ油断しやすい——これが空き巣対策のポイントです。

家族が在宅しているときの侵入(忍込み・居空き)への備えは 在宅時の侵入対策の記事 で、高齢の世帯がねらわれやすい理由は 高齢者・シニア世帯が狙われやすい理由の記事 で詳しく解説しています。

カギは「時間」。5分てこずらせれば多くがあきらめるとされる

手口・侵入口・時間帯を見てきました。では、結局どうすれば防ぎやすくなるのか。答えのカギは「時間」にあります。

侵入をあきらめさせるうえで、最も効くのが「侵入に手間と時間をかけさせること」です。元侵入犯への調査では、侵入に5分以上かかると約7割が、10分以上ではほとんどがあきらめるとされています(2分以内であきらめる人は約17%、2分超〜5分以内は約51%)。出典:都市防犯研究センターの被疑者調査(各県警等が引用)。

「5分以上てこずる家」が、ねらわれにくい

侵入をあきらめる時間の調査。侵入に2分以上かかると約17%、5分以上で約7割、10分以上でほとんどの泥棒が侵入をあきらめるとされる。

出典:都市防犯研究センターの被疑者調査(各県警等が引用)。警察庁もCP部品の性能目安を「5分以上の侵入抵抗」としています。

✓ 目指すのは「あきらめさせる家」

防犯の考え方は、被害を「絶対に防ぐ」ことではなく、侵入に手間と時間をかけさせて犯行をあきらめさせ、被害に遭うリスクを下げることです。「この家は時間がかかりそうだ」と思わせれば、泥棒は次のターゲットを探すと考えられています。複数の対策を重ねるほど、その効果は高まりやすくなります。

自分でできる対策——今日から始める戸締まりと窓の備え

ここまでのデータから、力を入れるべきポイントははっきりしました。「無締りをなくす」「窓を強くする」「時間をかけさせる」の三つです。お金をかけずに今日からできることから始めましょう。

  • 戸締まりの徹底……侵入手段の最多は「鍵のかけ忘れ」。短時間の外出やゴミ出しでも必ず施錠を
  • 補助錠(ワンドア・ツーロック)……窓やドアの鍵を二つにすると、解錠に時間がかかり、あきらめさせやすくなります
  • 防犯フィルム……ガラス破りに時間をかけさせる。侵入口最多の「窓」対策に有効とされています
  • センサーライト・防犯砂利……泥棒が嫌う「光」と「音」を足し、人目につく状況をつくります
  • 庭木や物陰の手入れ……外から見えない死角をなくし、作業しにくい環境にします

とくに、侵入手段の上位を占める「無締り」と「ガラス破り」への対策(確実な施錠+窓の補強)は、費用対効果の高い基本中の基本です。

⚠ ただし、自分の対策だけでは限界もある

戸締まりや補助錠はとても有効です。しかし、留守も在宅も、昼も夜も、24時間ずっと自分で見張り続けることはできません。空き巣は人が手薄になる昼間をねらう傾向があります。旅行や入院で長く家を空けることもあるでしょう。「自分でできる対策」に、もしものとき駆けつけてくれるプロの備えを重ねることが、現実的な安心につながります。

プロの備えを重ねる——セコムという2段構え

ホームセキュリティは、家に取り付けたセンサーが侵入・火災などの異常を24時間365日感知し、異常があれば警備会社へ自動で通報。緊急対処員が現場に駆けつけて対処する仕組みです。先ほどの「時間をかけさせて、あきらめさせる」という発想と、相性のよい備えといえます。

なかでもセコムは、日本で初めて家庭向けホームセキュリティを始めた会社として知られています。次の点が、選ばれる理由として案内されています(出典:セコム公表・2026年5月時点)。

24時間365日
人とシステムによる見守り。昼間の留守も夜間も継続して対応(セコム公表)
全国に拠点
緊急発進拠点から、異常時に対処員が現場へ急行(セコム公表)
侵入+火災も
侵入監視だけでなく、火災監視や非常通報にも対応(セコム公表)

センサーが異常を感知すると、①コントロールセンターが状況を確認し、②緊急対処員に急行を指示、③現場で適切に対処、という流れで動きます。窓やドアにセンサーがあることで、侵入に時間をかけさせ、犯行をあきらめさせる「抑止」にもつながると考えられています。

こんな不安、ありませんか?

「昼間、家を空けている時間が長い」「庭側の窓が多くて心配」「旅行や入院で長く留守にするのが気がかり」——こうした不安に対して、“もしも”のときに駆けつけてくれる存在は大きな安心になります。なお、感じ方には個人差があり、必要な備えも住まいによって変わります。

サービスの中身や料金は、住まいや目的によって変わります。料金は「目安」であり、設置内容で変わる点にご注意ください。詳しくは次の記事で解説しています。

セコムの料金は「家の広さ」だけで決まるものではなく、窓や扉などの侵入経路を踏まえたプランによって変わります。だからこそ、まずは無料の資料請求で、我が家にどんな備えが必要かを知ることが第一歩です。資料請求から契約までの流れは セコムの資料請求の流れガイド にまとめました。

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よくある質問

空き巣は夜に多いのではないですか?
空き巣は留守をねらう手口のため、人が出払う昼間(午前10時〜午後2時ごろ)に多い傾向があります。夜間に多いのは就寝中をねらう「忍込み」です(出典:警察庁統計/ALSOKによる解説)。ただし統計上「時間不明」も多く、昼夜どちらも油断は禁物です。
とくに気をつける侵入口はどこですか?
戸建の空き巣では窓が侵入口の過半数(約57%)を占め、なかでもガラス破りが目立ちます(出典:警察庁 令和6年・図表2-2-1-5)。庭や裏手に面した人目につきにくい窓は、補助錠や防犯フィルムでの補強が効果的とされています。
いちばん効く対策は何ですか?
住宅侵入の手段で最も多いのは「鍵のかけ忘れ(無締り)」で約47%です(出典:警察庁 令和6年・図表2-2-1-4)。まずは短時間の外出でも確実に施錠すること、そして侵入に時間をかけさせる窓の補強が、費用対効果の高い基本とされています。
対策をすれば、空き巣は完全に防げますか?
残念ながら「絶対」や「100%」はありません。防犯の考え方は、侵入に手間と時間をかけさせて犯行をあきらめさせ、被害に遭うリスクを下げることです。侵入に5分以上で約7割があきらめるとされ(出典:都市防犯研究センターの被疑者調査)、複数の対策を重ねることが効果的とされています。詳しくは 総合記事 もご覧ください。